大町|しあわせ、ふくらむ。台湾カステラをベースにした生カステラのお店

大町|しあわせ、ふくらむ。台湾カステラをベースにした生カステラのお店

お料理することと食べることが何より好きな野ねずみのぐりとぐらは、森で大きな卵を見つけます。目玉焼きにしようか卵焼きにしようか考えたすえ、カステラを作ることにしました…。

子どもの頃、きっと誰もが一度は見たことのある絵本に出てくるカステラ。
大きなフライパンで焼き上げて、動物たちとワイワイ楽しく食べる姿に憧れた人も多いのではないでしょうか。

今回は、まるで絵本から飛び出したような「生カステラ」を食べることができるお店をご紹介します。

主人公は子ぎつねの「アン」と「ノトール」。
フランス語で「もうひとつ食べたい」という「un autre(アンノトール)」が由来とか。

生カステラの行列店「floche Mama(フロッシュママ)」

切り株のような看板に引き寄せられて

場所は、青葉区大町。

地下鉄東西線・大町西公園駅、東出口1から方向に青葉通を350メートルほど進むと到着。駅から徒歩4分ほどの位置にあります。ほぼ平坦な道なので、歩いても苦痛に感じることはなさそうです。

切り株のような看板を目印に近付くと、おしゃれで洗練された印象を放つ黒い外壁が。

駐車場はないので、お店正面にある三井のリパーク仙台大町2丁目第4駐車場を使用することをおすすめします。

お店の近くまでくると、カステラの甘く優しい香りが鼻をかすめます。

さあ、物語のはじまり、はじまり。

 

1歩踏み込めば、そこは絵本の世界

2匹の子ぎつねが、大きなカステラを持ち上げているイラストが印象的な店内。

優しい色使いで描かれた2匹の子ぎつねは、お店のマスコットキャラクター「アン」と「ノトール」。フランス語で「もうひとつ食べたい」という「un autre(アンノトール)」が由来しています。

黄色い壁紙や木の扉など、全てが温かく感じられ、まるで絵本の中へ飛び込んだような感覚に。

店内は、1組が限度のコンパクトなスペース。カウンター越しにお店の方へ注文します。

目に見えない優しい何かに包まれているような感覚がして安心してしまうのも、コンパクトさゆえなのかもしれません。狭い場所が好き…きっとこれって本能ですよね。

メニューはこちら。

オーソドックスな「通常プレーン」の生カステラをはじめとした10種類のメニューと、クッキーを販売しています。

通常サイズより小さくカットされている「はしっこシリーズ」やカップ入りの生カステラは、食べ歩きや、おひとり様用におすすめです。

 

一度見たら忘れられない

商品は、アンとノトールが描かれたボックス入り。

手土産としても喜ばれること間違いなしのかわいらしいデザインです。

今回は、お店のおすすめ商品を注文させていただきました。

●クリーム 1,100円(税込)

ボックスを開けた途端、ほのかに甘い香りが漂います。

アンとノトールの焼き印が入った大きな生カステラは「縦14センチ×横18センチ×高さ5センチ」

フルフルと揺れる生カステラに、食べなくともわかる柔らかさを感じます。

ボックスから出すと、真っ白なクリームが顔をのぞかせます。

ポコンポコンと絞られたクリームはまるで雲のよう。できることなら間に挟まれて寝てみたい…と思うほど、美しく魅力的な断面です。

表面にほどよい弾力を感じ、そこから空気を含んだきめ細かい生地の中をシュワーっと音を立て通り抜けるフォーク。

噛むたびにジュワジュワと空気が抜けるような食感に、密を感じます。

生カステラ本来の素朴で優しい味わいの生地の間に、生クリームをたっぷりサンドしたご褒美感あふれる逸品です。

「生クリーム」というと甘く重く、すぐに満腹になってしまうようなイメージですが、こちらの生クリームはそれとは全く別物といっても過言ではないでしょう。

口の中でサラっと溶けるような、甘さ控えめで優しい味わいの生クリームと生カステラの相性は抜群です。

 

おいしさへのこだわり

主な原料は、小麦粉・卵・純白ごま油・砂糖・牛乳。

香料やベーキングパウダー等の添加物は一切使用せず、半日前~前日に焼いたものをじっくりと寝かせ、味わいが落ち着ついた状態で販売しています。

しっとりふんわりしながらも、しっかりした焼き上がりを求めるために小麦粉を選び、卵は、地元の養鶏場から配送される鮮度のよい安心安全なものを使用しています。

また、良質なごまを煎らずに絞ってつくる無色透明な純白ごま油は、香りやクセを感じさせずに、程よいコクをプラスしてくれるそう。

砂糖は、厳選された和三盆、素焚糖、国産甜菜グラニュー糖をメインに独自でブレンドし、牛乳は、良好な風味をもつ味わい深いものを使用しているそうです。

 

大好きな人と一緒に幸せな笑顔で溢れたい

元々、台湾カステラは台湾北部の淡水(ダンシュイ)という地域の名物菓子。現地では“焼きたてのケーキ”を意味する「現烤蛋糕(シエンカオダンガオ)」と呼ばれているそうです。そんな台湾カステラをベースにした「floche Mama(フロッシュママ)」さんの「生カステラ」。

しっとりした食感が特徴の日本のカステラに対し、ふわふわできめ細かい生地が特徴的な「生カステラ」は、お子様からご年配の方まで安心して食べることができるように作られています。

ママが子供に作るおやつのような生カステラを、五感で楽しんでみてはいかがでしょうか。

おしまい。

INFORMATION

店名:

生カステラ専門店 floche Mama(フロッシュママ)

住所:

宮城県仙台市青葉区大町2-6-4

電話番号:

022-399-9748

営業時間:

11:30~17:30

定休日:

不定休

一人当たりの予算:

¥1,000〜¥2,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。