仙台駅西口|美味しい日本酒とお菜と癒しをもらえる。仙台銀座に咲いた1輪の花。

仙台駅西口|美味しい日本酒とお菜と癒しをもらえる。仙台銀座に咲いた1輪の花。

「お菜」読み方は「おさい」「おかず」どちらでも読める。それは、飯にも酒にもおともとして嬉しい存在ではありませんか。

お店に入るといい匂いとともに、体が喜びそうな優しい味付けのお菜が並ぶ。懐かしくて素朴でそれでいて力強い料理は、仕事や私生活での身体と心の疲れを癒して活力を与えてくれます。

大人になってお酒を呑むようになると、そんなお店に行ってみたくなる時が来るかもしれません。

今回筆者がご紹介するお店は、美味しい料理とお酒だけでなく「人」の温もりが感じられるお店です。特に疲れを感じたときには、ぜひおすすめですよ。

美味しくてホッとするお菜。こだわりの日本酒。そして心を和ませてくれる女将さんの人柄。「お菜晩酌志ほ」

ゆっくりと。手作りのお菜と東北各地の日本酒に舌つづみ。

お酒を呑みに行くときの理由に、癒しと安らぎを求めて呑みに繰り出そう。という場合もあるでしょう。「何だか精神的に疲れたな。」現代社会に生きる人は少なからず思う時もあるでしょう。

筆者も精神的な疲労を抱えることが多々あります。

そんなときに「今日はあそこのお店だ。」「あのお店に行くと心がほぐれるなあ。」そんなお店を1軒でも知っていると、その人の外食は豊かなものになると思います。

今回筆者がご紹介いたしますお店は、そんな方にぜひおススメです。

それがこちら「お菜晩酌志ほ(おさいばんしゃくしほ)」さんです。

お店は仙台駅から近い「仙台銀座」という横丁にあります。

志ほさんは2階に店舗を構えているため階段を上がっていくのですが、橙色の暖簾が夜の横丁の風情に溶け込んでいて良く似合います。

階段を上り入口を空けてお邪魔します。

お店は女将さんが1人で切り盛りされています。

店内はカウンター8席と4人掛けのテーブル席が1つです。筆者はカウンターに座りました。

まずはお品書きに目を通します。

壁の黒板におススメの日本酒が表示されているので、日本酒好きの筆者はその中から「あたごのまつ おりがらみ」を注文。宮城県大崎市のお酒です。

●あたごのまつ おりがらみ 710円(税込)

柔らかい口当たりに果実のような爽やかな香り。美味しいです。

続けてお通しをいただきます。この日はクラムチャウダーでした。

アサリの持つ魚介類のコクと牛乳のコクが合わさって、まろやかな味に仕上がっています。食べると胃が落ちつく気がします。

 

手作りのお菜は、身体と心に美味しさが染み渡る。

再びお品書きに目を通すと「鶏の照り焼き」を見つけた筆者。日本酒に合いそうだ。そう思い注文しました。

●鶏の照り焼き 450円(税込)

鶏肉が柔らかくて味付けもちょうど良い塩梅の甘辛さ。これはご飯にもお酒にも合います。量も小皿で少量ですので、お酒を呑む時のあてとしてこういう1品を出して下さるのは嬉しいですね。

お酒が進んだ筆者はもう1杯、日本酒をいただきます。

●萩の鶴うすにごり 710円(税込)

こちらは宮城県栗原市のお酒。うっすらとにごりが入っていて、スッキリしつつふくよかな味です。

これは女性に人気が出そうですね。日本酒のラインナップの豊富さに女将さんの心意気が伝わります。

 

3種のお菜の優しい味が心に染み込んでいく。

「もっと食べたい。」身体がそう欲した筆者は、お菜を追加注文することに。

お品書きの中の「お菜盛り合わせ3種 1,100円(税込)」にしました。女将さんオススメの3種のお菜を順にご紹介します。

まずは肉団子のトマト煮です。

ほっくりとした鶏の肉団子に、甘さと酸味のバランスがいいトマトソースが良く合います。シメジが入ることによって味に深みが出てますね。

2つめはさつまいもと豚バラの塩バターきんぴらです。

さつまいもの甘みに豚バラとバターのコク。そこにゴマの香ばしい風味が入ることによって甘み、コク、香りが1つになりじんわりと広がります。

3つめはブロッコリーとゆで卵のごまおかかマヨサラダです。

クセがなく食べやすいブロッコリーにゆで卵とマヨネーズの異なる玉子の味が絡み、そこにごまとおかかが細かい香りをプラスしてくれました。

 

マイルドな辛さと日替わりの具で食事の締めが楽しくなるカレー。

そろそろ締めにしようか。そう思い、メニューを見るとひとくちカレーの文字が。こちらのお店の人気メニューの1つだそうです。

ぜひ食べたいと思い、迷わず注文しました。

小さな器に盛られたカレーライスは締めにちょうど良い量です。具はその日によって変わるようで、この日はひき肉とシメジ、レンコンでした。ひき肉のコクにシメジの風味とレンコンのシャキシャキした歯ざわりの組み合わせがいいですね。

そして、マイルドでいてピリッと感どころを抑えた辛さで、食べやすくとても美味しくいただけました。

 

訪れる人の心が癒され活力が出る。また来たいと心から思えるお店。

こだわりの日本酒も、手作りのお菜もとても美味しく大満足でした。そして、女将さんの人柄が印象的でした。

付かず離れず適度な距離感も保ちつつ、話に耳をかたむけて穏やかな声で、気さくに話してくれる。その1つ1つが疲れた心を回復してくれるようでした。

まるで1輪の花が咲いたように、人を和やかにしてくれる「お菜晩酌志ほ」さん。皆さん行ってみてください。きっと楽しいときを過ごせますよ。

INFORMATION

店名:

お菜晩酌志ほ(おさいばんしゃくしほ)

住所:

宮城県仙台市青葉区中央3丁目10-5

電話番号:

080-2818-9497

営業時間:

[月~金]17:00~23:00
[土]16:00~22:00

定休日:

日曜日

一人当たりの予算:

¥3,000~¥4,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。