
美しいビーチにショッピング、アクティビティ、グルメ…訪れたことのあるほとんどの人が❝最高だった❞と口をそろえる魅惑の島「ハワイ」。リピーター率はなんと94%とも言われています。
そんなハワイ現地の雰囲気を身近で感じることができたら最高ですよね。
今回は、ハワイの食の美味しさや、ゆったりと時間が流れているカルチャーに衝撃を受け、のれんを上げたカフェをご紹介します。
立ち上げたのは「多分東北で1番個性的な農家集団」レタスジャパン。
目次
若手農家レタスジャパンが営む「Sapeur Cafe(サプールカフェ)」
トロピカルな雰囲気を感じて
場所は、若林区沖野。地下鉄東西線・卸町駅、六丁の目駅から車で10分ほどの位置にあります。
卸町駅からは3.2キロメートル、六丁の目駅からは3.8キロメートルあるので、歩いて向かうのには大変な距離です。駅から向かう場合は、タクシーを利用することをおすすめします。
駐車場は、店舗前に2台分のスペースを完備。
サーフボードの形の看板が目印です。
「Sapeur(サプール)」それは、ハイブランドスーツに身を包み、街を闊歩するおしゃれ集団のこと。
世界最貧国のひとつであるアフリカ・コンゴに住む彼らの月収はおよそ3万円。しかし、サプールたちはその給料のほとんどをハイブランドの服を買うために使っています。
「服が汚れるから戦わない」「服装は、平和の武器になる」
アフリカの乾いた大地にそんな靴音を鳴らすサプールの存在は、今ここに戦争が起きていないことを意味しています。
「サプールカフェ」という店名には、そんなヒーローのような存在になりたいという想いが込められているそうです。
さて、なんだかリズミカルな音が聞こえてきました。
オレンジ色の扉の向こうには、どんな景色が広がっているのでしょうか。
リゾート気分を高めてくれる店内
ノリの良い音楽と、カラフルな色合いの店内、いたるところに置かれたハワイをイメージするアイテムの数々に心踊らされます。
テイクアウト専門店ではあるものの、3~5組ほど入ることができるゆとりのある店内。
座って待つことができる椅子も用意されています。
あたたかな光が差し込む店内にハワイらしい穏やかさを感じつつ、その居心地の良さについ長居してしまいそうに…。
店内左側には、色鮮やかな野菜を使用した商品がズラリと並ぶショーケースと、レタスジャパンさんが手掛ける野菜販売のスペース。
この日は「ブロッコリー」が100円で販売されていました。蕾が密集し硬く引き締まっており、こんもりと中央部が盛り上がっている様子から鮮度が高いことが受け取れます。
訪問日は、スパムおにぎり、エビカツサンド、サプールサンド、ハーフサラダ、サプールサラダ、みるみるいちご、バターチキンカレーといったラインナップでした。
他に、自家焙煎珈琲などのドリンク類も販売しています。
「朝採りで新鮮なままお客さまへ提供したい。その新鮮な野菜を活かして、カフェに来店するお客様にも新鮮な野菜を食べてもららいたい」と話す社長。
その熱い思いが、販売されていたブロッコリーや商品の美しさにグッと詰め込まれているように感じました。
日本人好みの食べやすい味付け
●スパムおにぎり 350円(税込)
くるまれていたラップを外した瞬間、ごまの豊かな香りが食欲をそそります。
サイズは、手のひらにちょうど収まるくらい。
香りだけでなく、ほどよく染み込んいるタレに視覚からも食欲を刺激されます。
上からスパム、チーズ、たまご、ごはんの順にサンド。
塩味がきついイメージがあるスパムとはまるで別物で、マイルドでクセがなく食べやすいおいしさ。
ごはんに入っている胡麻のプチプチとした食感もたまりません。
ハワイのB級グルメの王様として、すべての世代に愛されているローカルフード「スパムおにぎり」。年間のスパム消費量は全米1位とか。
こちらはそんなロコのランチやおやつとして大人気のスパムおにぎりを、日本人好みの味にアレンジした逸品です。
●サプールサンド 500円(税込)
カフェを代表するサンドイッチ。
色鮮やかな断面に魅了されつつ容器から取り出してみると、そのずっしりとした重さに誰もが驚くはず。
ひらがなの「こ」の字のようにしなる食パンからも、挟まれている具財の多さを感じます。
上から、紫キャベツ、グリーンカール、チーズ、スパム、たまご、にんじん、グリーンカールの順に、レタスジャパンさんと近隣農家さんの育てた新鮮な野菜がサンドされています。
噛むたびにシャキシャキと音がする、みずみずしい野菜が中心のサンドイッチなので、サラダのような感覚で罪悪感なく食べることができます。
シンプルでありながら地場野菜の旨味がギュッと濃縮されているボリューム満点の逸品です。
多分東北で1番個性的な農家集団
飲み会の話題で盛り上がり、1ヶ月後に会社を辞め農業の世界に参入した「レタスジャパン」さん。衝撃的なのは全員が脱サラ組という思い切りの良さ。
農業が盛んな地元の影響から、第一次産業に目を付けたところが始まりだったとか…。
若者の農業離れが深刻化している現代、レタスジャパンさんのような活気あふれる方々の活躍は、新たな農業のカタチとして夢や希望にあふれているのではないでしょうか。
アロハスピリットを感じに
アロハスピリット、それは「ALOHA」の1文字ずつに込められている「思いやりの心」「調和」「心地よさ」「謙虚」「忍耐」のこと。ハワイの人々の魅力さと暖かさ、そして誠実さを表しています。
見てるだけでワクワクするような色鮮やかな野菜が並ぶ「Sapeur Cafe(サプールカフェ)」さん。他にも、レタスジャパン産の米粉、ひとめぼれをブレンドした仙台初バブルワッフルキッチンカー「WAFFLE≠CREPE kai」やサラダとスムージーのテイクアウト専門店「olu olu」も展開しています。
「若手農家レタスジャパンが地元宮城を盛り上げたい、仙台を盛り上げたい、美味しい野菜をたくさんのお客様に食べてほしい」という想いがあるそうです。
気軽においしく野菜を摂取しながら、仙台のハワイに訪れてみてはいかがでしょうか。
それでは、A hui hou!(ア フイ ホウ)また会いましょう。
INFORMATION
店名:
Sapeur Cafe(サプールカフェ)
住所:
宮城県仙台市若林区沖野2-8-20 マルゼンプラザ1階
電話番号:
022-209-2751
営業時間:
11:00〜
※商品がなくなり次第終了
定休日:
毎週火曜日、水曜日
一人当たりの予算:
~¥1,000
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