大町|牛タンにも勝る仙台名物!ココの極上せり鍋で感動しない人はいない!

大町|牛タンにも勝る仙台名物!ココの極上せり鍋で感動しない人はいない!

皆さんは仙台の名物・名産品「仙台せり」をご存知ですか?
牛タンやずんだはもはや超有名名物ですが、東北地方外の出身で仙台せりを知っている方はとりわけ少ないと思います。
最近、正式にブランド化されまだまだ歴史の浅い名物ですが「観光客にも地元民にも絶対食べてほしい!」と個人的にとても推してます!

一方で「せりってちょっと土臭くて渋くて…。」というネガティブな意見もあるのが現実…。
しかし、今回紹介するお店のせり鍋を食べれば、絶対にせり鍋を好きになること間違いなし!

女将が時間をかけて極上品に仕上げる最高クラスのせり鍋。隠れ家居酒屋「佗び助(わびすけ)」

西公園の住宅エリアにそっとたたずむ隠れ家的な店舗

場所は立町の雑居ビルエリア内。仙台市地下鉄東西線 大町西公園駅 東1出口から徒歩8分ほどの場所にあります。「ローソン仙台立町店」の近くです。

初見だとお店の場所がわかりにくいかもしれないですが、赤いのれんが目印です。

専用駐車場は無いので、車で来店する方は“三井のリパーク仙台立町第3または第8駐車場”を利用しましょう。

17時の少し前に訪れた所、ちょうど開店!どんな美味しいお料理が待っているか…さっそく入店します!

平日の開店直後にもかかわらず、僕とは別で来店した予約なしのお客さんが「もう予約でいっぱいでして…。」と、入店できないという事態が!その後、同じお料理をいただける他の系列店を紹介されたようです。

「このお店、凄すぎないか…。」と、食べる前からその人気ぶりに驚きを隠せません。

訪れる際は、平日でも忘れずに予約しましょう!

 

お連れさまのおもてなしにぴったり。店内の”和”な雰囲気

店内には靴を脱いで上がります。お席はカウンター(6席)と、お座敷(約15席分)。

学生の身で僭越ながら、会社の接待などにも利用できそうなほどオトナな雰囲気を感じました。

カウンターに案内されると、目の前には厨房が。

和食料理のおだしの香りが漂っていて、非常に食欲をそそられます…!

 

あの芸能人も激推し!?せり鍋だけじゃない、こだわりメニュー

ホールの方いわく、せり鍋を作ってくださる女将さんがまだお店に到着していないとのこと。

その間、ほかのおいしそうなお料理とお酒をいただいてみます…!

んん…どれも美味しそうでやっぱり何を選べばいいか分からない…。

お店の方におすすめを聞いて注文します!

●出羽桜 辛口本醸造(山形)熱燗 460円(税込)
きんぴらごぼうはお通しメニュー

日本酒はどちらかというと熱燗が好きなので、熱燗がおいしい銘柄を選んでもらいました。

来店日次第では、メニューには無いレア銘柄を仕入れているときもあるそうです。

これは日本酒マニアにはたまらないポイントですね…!

●目光(メヒカリ)の唐揚げ 820円(税込)※写真は半人前

こちら、なんと俳優の大泉洋さんが来店した際に食べて大絶賛したメニューだそう。

今回は半人前の3匹で提供していただきましたが、通常は1人前5〜6匹での提供で820円です。

メヒカリは深海魚ゆえ、水揚げしてすぐにキモ(内臓)を除去しないと鮮度が悪くなってしまうそうですが、ココのメヒカリは水揚げ後すぐに冷凍して鮮度を保ったものを使用。

そのため、唐揚げもキモごと入ってます!ではひとくち…。衣はカリカリ、身はホロホロ!脂ノリノリです!

キモは渋みが全くなく、むしろ旨味を感じられます。

 

気さくな女将が抱く想い:「せりは土臭い…」そんな偏見を変えたい!

ここで、女将がお店に到着。先ほどまでせりの仕込みをしていたそうです。

それでは、お待ちかねの目玉メニューをいただきましょう…!

●せり鍋 1人前/1,700円(税込)

※せり鍋は9月〜5月ごろまでの限定メニュー。夏季はクレソン鍋が提供されます。

見てください、この根っこのキレイさ。太さ。

20年近く仙台で暮らしてきましたが、こんなに根っこが太くて土が付いてないせりは人生で初めて見ました。

一般のスーパーや八百屋には出回らず、女将が名取市の出荷場でその日に買いつけた採れたての代物です。

しかもせりの土やひげ根は、5時間もかけて歯ブラシでこそぎ落とすそう…。とんでもなく手間暇がかかっています!

せり鍋を注文すると、女将さんが自分の隣でせり鍋を作ってくれて、出来上がるまで「根っこが太いせりが普及した経緯」や「太い根っこにある体に良い成分」などを詳しくお話ししてくれます!

聞いたところ、このお店には女優の冨永愛さんサンドウィッチマンのおふたりも来店したことがあり、特にサンド伊達さん・富澤さんは女将を“かあちゃん”と呼ぶくらい足繁く通っているそう!

せりのおいしさを邪魔しないよう、お鍋の具材はせりと鴨肉のみ。

女将イチ推しの根っこをいただくと、スーパーのせりでは味わえない甘味が…!そして当然ながら土臭さは一切感じません。

せりに抵抗がある人も、これを食べてみれば絶対せりを好きになると確信しました(笑)。

すかさずここで一杯…。

やっぱり和食と相性バツグンですね…!

 

お鍋の〆はうどん・雑炊のWで!

せりと鴨肉をおいしくいただくと、ホールの方が女将と代わって隣でうどんと雑炊を順番に作ってくれます。

うどんはかきたま入り。スープの味がしみしみです。

お次は雑炊。

根っこに土が付いておらず鍋底に土が溜まらないおかげで、雑炊が食べれるんです。

ホールの方に「卓上のごまらぁ油をかけるのがおすすめです」と言われたので、かけて食べてみました。普通のラー油よりも八角などの香りが良く、和食に合います!

 

仙台観光に来た方には、ゼッタイ食べてほしい逸品!

ちなみに、この味を自宅でも楽しめるお取り寄せせり鍋セットも販売されています!

おうちでもこれを食べられるなんて、とても魅力的。

女将いわく、根っこの太いキレイなせりはまだまだ仙台市内の飲食店でも広くは普及していないそう。

「せりって本当にそれだけで美味しくなるの?」と少し疑ってる方も、1度だまされたと思ってぜひ食べに行ってほしい。そのくらい本当に美味しいです!

最上級のせり鍋、ごちそうさまでした!

INFORMATION

店名:

佗び助(わびすけ)

住所:

宮城県仙台市青葉区立町6-16

電話番号:

022-217-8455

営業時間:

[月〜金]17:00〜23:00(L.O. 22:00)
[土・祝]17:00〜22:00(L.O. 21:00)

定休日:

一人当たりの予算:

¥4,000〜¥5,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。