原町|名店の味を受け継ぐハンバーグステーキは、ご主人の思いがつまった絶品な洋食

原町|名店の味を受け継ぐハンバーグステーキは、ご主人の思いがつまった絶品な洋食

料理店において、和洋中のジャンルを問わず、長年愛されてきた老舗、名店。と呼ばれるお店は必ずと言っていいほどあります。

そして、老舗や名の通ったお店で修業された人が、独立してお店を出す。その店の味は脈々と受け継がれ、広がっていく。

これは、日本という国の膨大な食の歴史と文化をつないでいく上で、とても大切なことではないでしょうか。筆者が住む仙台市にも、受け継がれるべき「味」がいくつもあります。

今回は、名店の味を受け継いだ店主の、情熱とこだわりの料理をいただけるお店をご紹介いたします。

牛100%のハンバーグステーキは、滋味深いオリジナルソースとの相性がバツグン「BIG MOUTH2(ビッグマウスツー)」

旨味たっぷりのハンバーグステーキは、古き良き味を今に伝えるご主人の思いがつまっている

夕食にハンバーグが食べたいな。そう思った筆者は、あるお店をめざします。日本における洋食の代表格の1つといえば、ハンバーグを挙げる方も多いのではありませんか。

ハンバーグは現在、お店ごとに様々なバリエーションに富んでいます。そんな中でどこか懐かしさを感じる。牛肉を100%使用した。おいしいハンバーグステーキをいただけるお店に行ってきました。

それがこちら「BIG MOUTH2(ビッグマウスツー)」さんです。

お店の場所は、JR仙石線陸前原ノ町駅から徒歩5分ほど。「BIGMOUTH2」さんは、仙台市の2軒の名店と所縁があります。

ハンバーガーがお好きな方の中には、ご存じの方もいらっしゃるかも知れませんが、日本で最古のハンバーガーショップと言われる国分町の老舗「ほそやのサンド」さん

そのほそやのサンドさんで修業された方が、一番町に「BIG MOUTH(ビッグマウス)」と言うお店を1980年にオープンし、そのおいしさから長年にわたり多くの方々に愛されてきました。

しかしBIG MOUTHさんは、2011年に惜しまれつつもその歴史に幕を閉じました。そこから10年の歳月を経た2021年。「BIGMOUTH」で修業されたオーナーさんが、「BIGMOUTH2」をオープンされました。

古き良き洋食の味を受け継いだハンバーグステーキ。筆者の期待は高鳴ります。

店内の席数は25席。(カウンター席3席、テーブル席14席、小上がり8席)筆者はカウンター席に座りました。

木材を多く使用した店内は、温かみを感じる雰囲気がいいですね。

それではメニューを見てみましょう。

ハンバーグステーキ以外にもおいしそうなメニューの数々。

筆者は、ハンバーグステーキをオリジナルソースでいただくことにしました。オーダーを済ませ、しばし待ちます。

 

しっとりジューシーな牛肉100%のハンバーグステーキに、甘さと酸味のバランスが絶妙なオリジナルソースがピッタリ

●ハンバーグステーキ 1,100円 (税込)
ミニサラダ、ポテト付き

+250円でパティを大サイズにしていただけますので、筆者は大サイズでお願いしました。

また+100円でエッグものせてもらいました。ライス150円(ライスの大盛り無料)とともにいただきます。

肉の香ばさと、トマトベースのオリジナルソースの香りが交わり、食欲が増します。目玉焼きの黄身に薄く白身がかかっている部分が、見た目に落ち着きを与えていました。

まずはオリジナルソースのみで食べてみましょう。

牛肉100%のパティは、丁寧に3度挽きされているそうです。そのためパサついた感じは全くありません。

しっとり柔らかく、それでいて肉々しい食感も適度に残されています。噛むと肉汁とともに肉の旨味がジワっと広がっていきました。それでいて、しつこさを感じさせない焼き具合がお見事です。

オリジナルソースは、甘さと酸味のバランスが絶妙な、濃密で深みのある味です。

このソースが、ハンバーグステーキの味をさらに高めてくれました。本当によく合います。

続いて目玉焼きの黄身をつぶして食べてみましょう。

とろり半熟の黄身とソースが交じり合うことで、まろやかで豊かな味を形成し、複雑な味の変化を楽しめました。また白身の部分と一緒に食べると、肉のそれとはまた違う香ばしさがあり、なおかつ後口があっさりとして食べやすくなりました。

もちろん、ライスとの相性もバッチリです。

 

ジャガイモの味が活きているフライドポテトは、ハンバーグステーキに合う

食事をする上で、主菜の付け合わせがおいしいと、嬉しくなりませんか。

「BIGMOUTH2」さんのハンバーグステーキの付け合わせには、ポテトとミニサラダが付いています。フライドポテトは、肉料理の付け合わせとしてお馴染みですが、こちらのそれは一味違いました。

ジャガイモのホクホク感と、自然な甘みがおいしいです。

そして、ハンバーグステーキの旨味をまとったオリジナルソースは、フライドポテトにも合いました。

ミニサラダは、トマトとレタスの異なる清涼感が、口の中をさっぱりとしてくれました。ソースのベースとしても、サラダの具材としても、トマトという野菜は多様性に富んでいますね。

 

素材の味と風味が秀逸な、ビーツのスープは栄養たっぷり

筆者がお店に伺ったときは、たまたまですが、サービスで「ビーツのスープ」いただきました。

見た目が赤カブに似ているビーツは、ほうれん草の仲間の野菜です。ウクライナ発祥の伝統的な料理「ボルシチ」の材料に用いられることも多いです。

日本ではまだそれほど栽培されてはいませんが、世界的にはポピュラーな野菜です。そして嬉しいことに栄養価が素晴らしい野菜なのです。

そのビーツをポタージュスープでいただきます。じつは筆者、ビーツを食べるのはこの時が初めてです。どんな味か興味津々です。

ほうれん草の仲間のため、香りはほうれん草に近いですが、ほうれん草よりも香りは控えめです。とうもろこし、芋などにも似た風味です。

火を通すことで甘みが増して、味に奥行きがあります。

身体にやさしい。何よりおいしいスープでした。

 

洋食の奥深さを堪能しに、何度でも訪れたいおいしさ

食後のデザートにアイスクリームをいただきます。

●クッキークリームアイス 300円 (税込)

クッキークリームアイスをいただきます。

香ばしい風味とコクが後を引く味です。これは食後ではなく、アイスクリーム単体として食べてもおいしいです。ごちそうさまでした。

 

店主の思いとこだわりがつまったハンバーグステーキを心ゆくまで堪能

牛肉の旨味に富んだハンバーグステーキの滋味深い味は、筆者の想像を上回る絶品でした。本当においしかったです。

付け合わせやスープもしっかり作りこまれた、素材の味を感じる品々に感服しました。

今回頂いた料理の隅々に、ご主人の思いやこだわりが、ひしひしと感じられました。

ハンバーグステーキ以外にも、ハンバーガー仙台牛のステーキ、スパゲティミートなど。食べてみたい料理がたくさんあります。ランチにもディナーにも、様々なシーンで心から食事を楽しめそうですね。

老若男女問わず、多くの方に訪れていただきたいお店です。

ごちそうさまでした。

INFORMATION

店名:

BIG MOUTH2(ビッグマウスツー)

住所:

宮城県仙台市宮城野区原町2-4-20イーストキャッスル仙台

電話番号:

022-353-6828

営業時間:

[ランチ]11:30~14:30(L.O 14:00)
[ディナー]17:00~21:30 (L.O 21:00)

定休日:

木曜日

一人当たりの予算:

¥1,000~¥2,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。