
かつては多くの武士が暮らした長刀町。
その通り沿いにある、築43年のマンションをリノベーションして生まれた商業&コミュニティスポットが「木香テラス」です。
初夏になると入口からお店までの通りに、白い「モッコウバラ」が咲き誇ります。
そんなモッコウバラの花言葉は、純潔。
おいしいものと出会い、人々と出会い、会話が弾む。
そんな穏やかで心躍る時間を、純粋に楽しむことができる雰囲気に包まれた場所です。
今回は、真ん中のお店「KITCHEN DELICA meguru」さんにおじゃましました。
まず、出迎えてくれたのは...?
目次
好きなデリカを好きな分だけ「KITCHEN DELICA meguru(キッチン デリカ めぐる)」
路地裏に佇む古くて新しい憩いの場
場所は、青葉区錦町。
地下鉄南北線・勾当台公園駅、北出口2から県庁前を通り中杉山通方面へ900メートルほど進むと到着。駅から徒歩10分ほどの位置にあります。ほぼ平坦な道なので、歩いても苦痛に感じることはなさそうです。
駐車場はないので、近隣の有料駐車場を使用しましょう。三井のリパーク仙台錦町1丁目第5駐車場からは、徒歩1分ほどでお店に行くことができます。
白壁と木々が目を引くマンションの1階に、3つのお店が軒を連ねます。
さて、真ん中のお店「KITCHEN DELICA meguru(キッチン デリカ めぐる)」と書かれた扉を開いてみましょう。
15年連れ添ったアヒルのたくやくんがお出迎え
お店に入ると、出迎えてくれるのは「僕の名前はたくやです」と書かれた1匹のアヒル。
実は店主、大のSMAPファンだとか。店内には、2002年発売のアルバム「SMAP 015/Drink! Smap!」のタイアップ商品として発売されたキリン「Drink! Smap!」も飾られていました。
他にも、本場ニューヨークで購入した雑貨やジャンクカメラなど…シンプルながらも存在感を放つさまざまな雑貨が飾られています。
イートインスペースは入って左側。壁側と窓側のカウンター席に、8人が腰かけることができるようになっています。
他のお客様と対面になることがないので、おひとり様でも気兼ねなく過ごすことができるでしょう。
注文は、入って正面のカウンターへ。
野菜を中心としたメニュー
お惣菜やサラダ、おにぎり、お弁当、スープなど、野菜を中心としたメニューが数多く書かれています。調理の仕方でいろんな楽しみ方が出来る野菜を、おいしくたくさん食べてもらいたいと願い作っているそうです。
さまざまな料理を日替わりで楽しむことができるので、飽きがこないのも魅力のひとつではないでしょうか。
また、購入した商品はお隣「喫茶meguru」への持ち込みも◎。
11時~13時半に喫茶meguruにてmeguru弁当をお召し上がりの場合は、コーヒーが100円引きになるというサービスもあるようです。
残念ながら、お伺いした日は既にお弁当は完売。代わりにおにぎりを2つ購入させていただきました。
袋から漂うおにぎりの香りに胃袋を刺激されつつ、帰路へつきます。
手軽で便利なバランス栄養食
誰もが食べたことがあるであろうトラディショナルフード「おにぎり」。伝統はあるものの、決まった型がなく、新しい発想を取り入れやすいのもおにぎりの良い所ではないでしょうか。
今回ご紹介するおにぎりは、どちらも豊富な栄養をバランスよく摂ることができる雑穀米で握られていました。
一般的に想像するおにぎり同様、手のひらに収まるくらいのサイズ感です。
●うめ 200円(税込)
おにぎりの定番「うめ」。
シンプルな素材だからこそ、海苔やお米の味わいもダイレクトに感じることができます。
脇役を引き立てつつも、しっかり目立つ、協調性抜群の梅干しは、これ以上多くても少なくてもダメだということが確信できる絶妙な量。
シンプルなものほど誤魔化しが効かないとよく言いますが、まさにその通りなのでしょう。店主の想いがギュッと詰まっている、隙がない逸品です。
●アミエビ 220円(税込)
栄養価が高いことで知られる「アミエビ」。
殻や骨を排除することなく丸ごと食べることができるので、栄養成分を余さず摂ることができるのも特徴です。
特製ダレで味付けされているたくさんのアミエビが、お米としっかり絡み合っています。
どこから食べても口の中に入ってくるプチプチとした食感のアミエビは、小さいながらも大きな存在感。
普段のちょっとした食事から、食材の秘めたるパワーを気軽に補うことができる、体に寄り添ってくれるような優しさを感じる逸品です。
心も体も満たされる
ある日、大根の葉のおにぎりを召し上がった小さなお客様がいたそうです。その小さなお客様は、大根の葉のおにぎりをとても気に入ったようで、ママに作ってほしいとお願いしました。ママは大根の葉を探してスーパーを回り、やっとのことで見つけます。それからは、いつでも握ることができるように、冷凍庫の中に仕込んだ大根の葉のおにぎりの具をストックしているそうです。
素敵なエピソードと共に、お客様の思い出の中に存在することができたらいいな、何かのきっかけになることがうれしい、とお客様への想いを話す店主。
今回紹介したおにぎり以外にも、さまざまな料理に出会うことができる「KITCHEN DELICA meguru」さん。
モーニングやランチはもちろん、通勤・通学途中、野菜不足が気になる時、仙台旅行の朝ごはんや運動後の軽食になど…さまざまなシーンにぴったりのお店です。
自身のシーンに合わせて、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
INFORMATION
店名:
KITCHEN DELICA meguru(キッチン デリカ めぐる)
住所:
仙台市青葉区錦町1-13-7 長刀丁アネックス
営業時間:
8:00~
定休日:
火曜・祝日
一人当たりの予算:
~¥1,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。