
東北随一の中心都市、宮城県仙台市。
東北はじめ、東日本を代表する観光地の1つでもあります。
初めて観光で仙台を訪れる人に、ぜひ旅行プランの参考にしてもらいたい。
そして地元の人にも、まだ知らないかもしれない仙台の魅力的なスポットを見つけてほしい。
そんな想いがこもった、See仙台の記念すべき観光ガイド特集第1号です!
名物グルメの代表店や伊達藩の歴史、色々な仙台の文化を存分に味わってみませんか?
目次
- 「仙台感」を体いっぱいに感じられる、地元民レコメンドの仙台巡りモデルコース紹介!
- 10:00-11:00|老舗のお餅屋さんで仙台名物“づんだ餅”を楽しむ
- 11:30-12:30|自然の静けさの中に豪華絢爛!伊達の武将たちが眠る霊廟を散策
- 13:00-15:00|実は仙台発のニッチなB級グルメ”マーボー焼そば”をもとめて、町中華の名店へ
- 15:30-16:00|あの福の神にあやかれるお寺も!仙台随一の商店街を練り歩き
- 16:15-16:45|食べ歩きもOK!おやつにぴったりの新名物”ひょうたん揚げ”
- 17:00-19:00|仙台グルメの代名詞!牛たん焼き専門店で贅沢ディナー
- 街、自然、美食が共存する仙台で、味覚も心も大満足!
「仙台感」を体いっぱいに感じられる、地元民レコメンドの仙台巡りモデルコース紹介!
仙台は、中心街のにぎわいと自然の静けさが共存する、まさに杜の都。
かつては伊達政宗公で有名な伊達藩がこの地を治めており、仙台初売などの形で今もなお、独特の“伊達な”文化が残っています。
そして何より、海の幸、山の幸、おいしい食材が何でも揃う“美食の街”でもあるんです。
今回は「仙台といえば…」を存分に味わえる定番の観光ルートを、仙台で活動中のモデルさんと巡ります!
〈仙台を思いっきり体感できる観光モデルコース〉
10:00-11:00|村上屋餅店(朝食)
11:30-12:30|瑞鳳殿(散策)
13:00-15:00|中華飯店 泰陽楼(昼食)
15:30-16:00|三瀧山不動院(散策)
16:15-16:45|阿部蒲鉾店 本店(おやつ)
17:00-19:00|伊達の牛たん本舗 本店(夕食)
それではさっそく、ゆきさんと一緒に仙台観光に出発です!
10:00-11:00|老舗のお餅屋さんで仙台名物“づんだ餅”を楽しむ
仙台観光の序盤の朝から、早くも仙台の名物をいただけるお店があるのをご存じですか?
それは、明治時代に創業のお餅屋「村上屋餅店(むらかみや)」さん。
仙台の街中から少し離れたところにある、昔ながらの和菓子屋さん、という感じのお店です。
のれんにもある通りこのお店で楽しめるのは、仙台の代表的な名物お菓子“ずんだ餅(づんだ餅)”と、その他さまざまなかわいい餅菓子たち。
ずんだ餅を最初に商品化したお店が、この村上屋餅店さんなのだそうです。
●づんだ餅 760円(税込)
このお店のづんだ餡は、枝豆の甘皮まで取り除いてから細かくすりつぶして作られているのが美味しさのポイント。
滑らかな舌触り、濃厚で香り豊かな豆の甘み、そして程よい塩気が、朝から幸せな気分をもたらしてくれます!
ひと口大のサイズのお餅が3個入りなので、ボリューム的にもペロッと食べられますね!
●三色餅(づんだ、ごま、くるみ)810円(税込)
そしてこのお店のもう1つの看板メニューが、色々な味のお餅を少しずつ楽しめる“三色餅”。
づんだ、ごま、くるみ、粒あん、こしあんの5種の味から自由に3個選べる、イートイン限定のメニューです。(デフォルトはごま、づんだ、くるみです。)
づんだ以外にもお餅の味を楽しみたい、という方にはこちらがオススメです!
提供されるお餅はすべて、社長さんが炊きたてのもち米を丹念について作られる、まさに一級品。
米粒を感じさせない滑らか食感なのは、他のお店ではなかなか味わえない代物です!
そんな新鮮なお餅で、優雅に仙台観光の朝をスタートしてみてはいかがでしょうか。
INFORMATION
店名:
村上屋餅店
住所:
宮城県仙台市青葉区北目町2-38
電話番号:
022-222-6687
営業時間:
9:00~18:00
定休日:
月火
一人当たりの予算:
~¥1,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
11:30-12:30|自然の静けさの中に豪華絢爛!伊達の武将たちが眠る霊廟を散策
おいしいお餅でお腹も満たされたところで、散策に繰り出します!
訪れたのは、仙台藩を治めていた戦国武将“伊達政宗”が眠るとされている霊屋「瑞鳳殿(ずいほうでん)」です。
「村上屋餅店」さんのある北目町から少し南西に歩くと、そこには先ほどの街並みとは大違いの、木々が生い茂る神秘的な参道があります。
石造りの長い階段をのぼると見える、入口。
ここ瑞鳳殿では、伊達家初代当主の政宗、2代忠宗、3代綱宗の3武将を筆頭とした伊達家当主たちが、それぞれの御殿で眠っているそうです。
こちらは2代忠宗の霊廟「感仙殿(かんせんでん)」。
政宗の瑞鳳殿は現在修繕工事中につきその外観を見ることはできませんが、感仙殿も瑞鳳殿と同様に豪華絢爛な墓所となっています。
楽しみ方は御殿周囲の散策だけではありません。
資料館では太刀や兜など各御殿から発掘された豪華な副葬品の展示や、政宗公の偉業を紹介するビデオの上映などを楽しむことができます。
オシャレ、派手を好む武将としても有名な伊達政宗。
そんな政宗たちのゴージャスさが直に伝わる作品たちを間近で見てみるのも、面白いですよ!
伊達家の荘厳さやご加護を体感したい、街中からもすぐアクセスできる自然豊かな散歩コースが欲しい。
そんな方に、ぜひ1度訪れてほしい仙台の名所です。
INFORMATION
店名:
瑞鳳殿(ずいほうでん)
住所:
宮城県仙台市青葉区霊屋下23-2
電話番号:
022-262-6250
営業時間:
9:00~16:30
定休日:
なし
一人当たりの予算:
~¥1,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
13:00-15:00|実は仙台発のニッチなB級グルメ”マーボー焼そば”をもとめて、町中華の名店へ
自然の中を散策して少しお腹もすいてきたので、ランチを食べに次の仙台グルメのお店へ。
瑞鳳殿からは少し遠いので、公共交通機関やタクシーで向かいます。
向かう先は、仙台を代表する町中華「泰陽楼(たいようろう)」さん。
こちらのお店では、地元の人ぞ知る隠れ仙台名物“仙台マーボー焼そば”を食べることができます。
〈“仙台マーボー焼そば”とは?〉
仙台マーボー焼そばとは、その名の通り麻婆豆腐の餡をカリッと焼いた焼そば麺の上にかけたシンプルな合わせ技料理。仙台にある中華料理店「中華菜館 まんみ」さんがこのメニューの提供を始めたのが普及のきっかけだそうです。
具材は豆腐から茄子、海鮮などお店によって様々で、いまや県内の40を超える中華料理店のオリジナルマーボー焼そばが「仙台マーボー焼そば推進委員会」認定をもらうほど、着実に仙台名物として浸透しています。
こちらのお店、創業は昭和24年!
70年以上も仙台市民に愛され続ける、歴史のあるお店です。
●マーボー焼ソバ(辛い)980円(税込)
●手作り餃子 580円(税込)
このお店のマーボー焼きそばは、大きめにカットした絹豆腐と、日本人の口に合う味付けのひき肉餡がポイント。
また品名の通り、熱さも相まって餡がかなり辛いのですが、注文時に店員さんにリクエストすれば辛さを自分好みに調節できます。
加えて、店主さんが自信を持ってオススメするもう1つの看板の品が“手作り餃子”。
ひとつひとつが大ぶりで、皮の中には野菜がたっぷり入った餃子餡が入っていて、食べ応えバツグンです◎
醤油、お酢、ラー油を配合して作られた餃子のタレが、餃子のおいしさをさらに引き出してくれます。
仙台駅や中心地の商店街からも近いので、ランチに、夜の飲み会に、ぜひいかがでしょうか!
INFORMATION
店名:
中華飯店 泰陽楼(たいようろう)
住所:
宮城県仙台市青葉区中央3-8-24
電話番号:
022-222-4996
営業時間:
[平日]11:00~22:00 (L.O. 21:30)
[土祝] 11:00~21:00 (L.O 20:30)
定休日:
日
一人当たりの予算:
¥1,000~¥2,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
15:30-16:00|あの福の神にあやかれるお寺も!仙台随一の商店街を練り歩き
自然の次は、街中をお散歩していきます!
「泰陽楼」さんから2~3分ほど北へ歩くと、仙台随一の商店街「クリスロード」が見えます。
仙台の正月の風物詩“仙台初売り”で大にぎわいを見せる商店街の1つです!
ファッション、カフェ、特産品ショップ、アミューズメント…。
どんな施設も何でも入っているクリスロードは、ウィンドウショッピングするだけでも気分がアガります…!
そんなアーケードの中を歩いていると、驚くことにお寺が現れました。
ここは「三瀧山不動院(みたきさんふどういん)」。商売繁盛・家内安全を祈願できる、れっきとした寺院です。
周囲がお店の外壁に囲まれている中でどしんとしめ縄を構えており、異彩な雰囲気を放っています…!
しめ縄の下をくぐると、お札場、仏具屋さん、お茶屋さんなどの仲見世が軒を連ねているのですが、仲見世の一角ではこんなものまで売られているんです。
このお顔、地元の方なら知らない人はいないはず。
仙台の商売の神様“仙台四郎”の様々な招福グッズが沢山置いてあります。
〈福の神“仙台四郎”とは?〉
江戸時代末期~明治35年頃、仙台に実在した人物。少し知恵が遅れていた彼はよく商店街を徘徊していたのですが、彼がふらっと立ち寄るお店は必ず繁盛し、彼が抱く子供は丈夫に育つという言い伝えが生まれました。
そこから転じて、仙台において商売繁盛の神を象徴する人物となり、招福グッズとしても愛されています。仙台の老舗商店を訪れると、必ず彼の写真が飾られているほど!
仙台四郎の絶えない笑顔が、きっといろんなお店に福と富を呼び込んでいるんですね!
手ぬぐいから置物まで、色々な形で飾ることができる仙台四郎さん。
ぜひ仙台土産に買って“福”をおうちに呼びこみませんか?
INFORMATION
店名:
三瀧山不動院(みたきさんふどういん)
住所:
宮城県仙台市青葉区中央2-5-7クリスロード商店街内
電話番号:
022-221-3056
営業時間:
10:00~18:00
定休日:
なし
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
16:15-16:45|食べ歩きもOK!おやつにぴったりの新名物”ひょうたん揚げ”
さて、沢山歩いて小腹が減ってきました。
実はそんなときにピッタリなおやつ感覚の仙台名物を、クリスロードでGETできちゃいます!
そのお店が「阿部(あべ)蒲鉾店 本店」さん。
仙台の名産品である“笹かまぼこ”を最初に名付けたお店なんだとか!
もちろん名産の笹かまはお土産にも最適な絶品の仙台グルメなんですが、今回のお目当てはかまぼこ屋からは想像できない食べ歩きグルメ。
●ひょうたん揚げ 300円(税込)
それがこちらの“ひょうたん揚げ”というもの。
とてもカワイイ見た目で、写真映えすること間違いなしのお品です。
どんなものかというと、ほんのり甘めでカリカリのホットケーキ生地の中に蒸しかまぼこが入っている、まさにアメリカンドックのようなお菓子。
フワフワで魚肉の香り豊かな自家製かまぼこと、サックリ食感の衣は相性がバツグンです!
販売されて以来絶えない人気ぶりで、平日でも、これを食べに来たお客さんたちが行列を成します。
さらに、食べ終わった串にアタリと書いていたら、もう1本ひょうたん揚げをサービスしてくれるそうです!
遊び心をくすぐられるうれしいサービスですね…!
ひょうたん揚げの他にも、笹かまの手焼き体験もできるお店です。
目でも口でも楽しめます!
INFORMATION
店名:
阿部蒲鉾店 本店
住所:
宮城県仙台市青葉区中央2-3-18
電話番号:
022-221-7121
営業時間:
10:00~18:30
定休日:
なし
一人当たりの予算:
~¥1,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
17:00-19:00|仙台グルメの代名詞!牛たん焼き専門店で贅沢ディナー
観光も終盤に差し掛かってきたところで、皆さんお待ちかねの仙台名物“牛たん焼き”を食べに行きましょう…!
市街地内には牛たん屋さんがいっぱいあって、どのお店にしようか迷う人も多いはず。
そこで今回オススメするのは「伊達(だて)の牛たん本舗 本店」さん。
1991年に創立し、お土産用の牛たんを誕生させた歴史と実績あるお店です。
●牛たん定食(塩・みそミックス)1.5人前 3,340円(税込)
せっかくごちそうを食べるなら、いろんな味の牛たんを食べたい!ということで、定番2種の味をチョイス。
塩は牛たんの素材の旨味が強く伝わるシンプルな味、みそは香り豊かで塩味とは別の顔をのぞかせます。
何を言いたいかというと、どちらの味の牛たんも最高においしいということです!
牛たんの旨味豊かな脂と麦めしのプチプチ食感の相性の良さは、もはや言葉になりません…!
なお、今回注文した牛たんよりももっと上品な食感を楽しめる上位クラス牛たん“芯たん”の定食もメニューにあります。
そしてここ本店さんには豪華かつ落ち着いた雰囲気でお食事ができるお座敷席があるのも、もう1つの魅力。
旅のシメをとにかくゴージャスにしたいときは、このお店に行けば間違いなしですね!
ちなみにお店の入口を入るとすぐ、チルド牛たんや牛たんシチューなどが販売されているお土産品コーナーが見えます。
仙台の思い出の味を自宅でも、家族とも。
仙台に遊びに来た人に必ずオススメしたくなる、そんな牛タン屋さんでした。
INFORMATION
店名:
伊達の牛たん本舗 本店
住所:
宮城県仙台市青葉区本町1-1-1 アジュール仙台B1F
電話番号:
022-722-2535(予約は予約センター(0120-164-344)まで)
営業時間:
11:00〜22:00
定休日:
なし
一人当たりの予算:
¥2,000~¥3,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
街、自然、美食が共存する仙台で、味覚も心も大満足!
東北に限らず、全国からも観光客が集まる杜の都、仙台。
1日という短い時間でも、仙台の空気をたっぷり感じられる観光ルートを紹介しました。
しかし今回紹介したコースだけでは、仙台の魅力を紹介しつくせません!
そのくらい、仙台にはまだまだ良いところ、おいしいグルメが沢山あります!
食べて良し、遊んで良し、住んで良し、そんな仙台の魅力を皆さんで発見してみませんか?