
突然ですが、「手打ちそば」「手打ちうどん」のお店は見かけますが「手打ちラーメン」のお店を見かけたことはありますか?
麺を手で伸ばしたものを中国では「拉麺」と呼びます。
実は仙台にも本場中国の手打ちラーメンが味わえる隠れた名店が存在します!
今回は注文を受けてから麺を打ち完成させる、ツルもち食感ラーメンをご紹介します。
目次
手打ち麺のライブパフォーマンスは圧巻!手打ち拉麺が味わえる「味の新宮(あじのしんぐう) 小鶴店」
仙台と松島を結ぶ県道8号沿い
利府街道沿いに位置する手打ちラーメン店「味の新宮(あじのじんぐう) 小鶴店」さん。
お店の前には3台止められる駐車場があるので車でのアクセスが便利ですね。
本場中国のお店を匂わせるような佇まいです。
そして、お店の売りの「手打ラーメン」の文字がお出迎え。
道路側のお店の横に回り込むとガラス張りになっていて厨房の様子が見えます。
厨房が丸見えということは、それだけ腕に自信があるという証拠ですね。
店内はカウンター6席とテーブル3席の18席。
町中華の雰囲気を漂わせる店内です。
お店の壁には今まで取材された記事がズラリ!
どんな手打ちラーメンが食べられるか期待に胸が高鳴ります。
お店の営業時間は11時~20時。日曜、祝日は19時半まで。
お店のおすすめは「パーコーメン」
「パーコーメン」とは、汁麺の上に揚げた豚バラ肉をのせた、台湾のソウルフードです。
ただ、チャーシュー麺も食べてみたいと思った方!朗報です。
パーコーとチャーシューの両方がのった、盛り合わせメンがあります!
注文を終えると厨房から何やらバシッ!シュー。バシッ!シュー。と大きな音が…。
手打ち麺のライブパフォーマンスは圧巻!
こちらのお店の名物とも言っていい麺の手打ちが始まりました。
「シュー」と長く息を吐く独特の呼吸法とともに麺になる素をこね始める。
体格の良い筋肉質な店主の後ろ姿を見ると、手打ち麺の大変さが伝わってきます。
こねる作業の合間に、麺をまな板にバシバシと叩きつける工程も加わりました。
バチン!バチン!と麺を打ちつける音がお店に響き渡ります。
勢いよく叩きつける工程が麺の食感に関わってくるんでしょうね。
麺をこねて、まな板に打ち付ける工程が続くと徐々に麺が長くなってきました。
麺が躍るように操っているかのようです。
ある程度の細さになると麺に打ち粉をまぶし、いよいよ手で伸ばしていく工程に移ります。
1本が2本になり、2本が4本になり、これが拉麺の細さになっていくことはまだ想像ができません。
店主の慣れた手つきで麺がだんだんと細くなっていきます。
「拉麵」の由来である、麺を手で伸ばしていきます。
手早く伸ばしていく作業は時間を忘れて見惚れてしまいますね。
しなやかさが伝わる美しい麺は最終的に128本に!
拉麺の細さになると両端を切り、次は茹でる工程に移ります。
普段ラーメン屋で見ている何倍も大きな鍋で麺が茹でられています!
麺が茹で上がると同時に、揚げたての豚バラカツとチャーシューを手際よくのせて完成。
店主渾身の一杯の完成
●盛り合わせメン 1,020円(税込)
醤油ベーススープの上には揚げたてのパーコーとチャーシューが、麺を覆い隠すように敷き詰められています!
楽しみにしていた手打ち麺はまだおあずけですね。
パーコーは薄いながらも引き締まった食感で、噛み締めるほどにお肉のうま味が広がります。
時間がたつと衣がスープを吸って、ふんわり食感になり味の変化も楽しめますね!
チャーシューは口の中でとろける柔らか系です。
柔らかい中にもお肉のうま味が凝縮され、あっさり醬油スープと相性が抜群です!
お待たせしました!手打ち麵の登場です!
1本がとても長く太さもある黄色い麺。表面のツルっとした口当たりとコシのある独特な食感は初めての経験です!
太麺がスープと絡み合い大満足な拉麵でした!
店主の手打ちライブパフォーマンスも含めて「拉麺」
店主の独特な呼吸法と麺を打つ技術。
これも合わせて「味の新宮 小鶴店」さんの「拉麵」が完成する醍醐味ですね。
おすすめの席は、店主の手打ちが見られるカウンターです。ぜひ、S席でライブパフォーマンスをお楽しみください◎
仙台市で手打ちラーメンが味わえるお店は数少ないので、ぜひ皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。
INFORMATION
店名:
味の新宮 小鶴店
住所:
宮城県仙台市宮城野区小鶴2丁目2−8
電話番号:
022-252-5515
営業時間:
[火〜土]11:00~20:00
[日、祝]11:00〜19:30
定休日:
月曜日
一人当たりの予算:
〜¥1,000
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